プラットフォームチームの考え方
プラットフォームチームは、他のチームが価値提供に集中できるように、共通基盤や開発体験を提供するチームです。単にインフラを管理するチームではありません。
よいプラットフォームは、利用チームの認知負荷を下げます。環境構築、デプロイ、監視、認証、権限、ログ、セキュリティ対応などを、各チームが毎回考えなくてもよい状態にします。
内部プロダクトとして見る
プラットフォームは、内部向けのプロダクトとして扱うとよくなります。利用者は開発チームです。価値は、開発チームが速く、安全に、自律的にリリースできることです。
内部プロダクトとして見るなら、次の問いが必要になります。
- 利用チームは何に困っているのか
- どの作業に時間がかかっているのか
- どの部分で専門知識が必要になりすぎているのか
- どこまでセルフサービスにできるのか
- 使いやすさをどう測るのか
「標準だから使ってください」だけでは、よいプラットフォームにはなりません。
抽象化しすぎない
プラットフォームを作るときは、最初から万能な抽象化を目指すと重くなります。すべてのチームのすべての要望を吸収しようとすると、利用する側も提供する側も複雑さに苦しみます。
まずは、頻度が高く、失敗すると影響が大きく、各チームが個別に解くには負荷が高いものから扱います。たとえば、標準的なデプロイパイプライン、監視テンプレート、権限管理、アプリケーションの雛形などです。
成功指標
プラットフォームチームの成果は、作った機能数ではありません。利用チームの流れがよくなったかで見ます。
- 新しいサービスを立ち上げるまでの時間
- デプロイにかかる手間
- 障害検知から復旧までの時間
- セキュリティ対応のリードタイム
- 利用チームの満足度
- プラットフォームへの問い合わせ傾向
強制ではなく魅力で広げる
プラットフォームは、強制されると回避されます。利用チームにとって明らかに楽になる、速くなる、安全になるから使われる状態を目指すべきです。
プラットフォームチームは、標準を押しつけるチームではありません。組織全体の開発能力を底上げするプロダクトチームです。
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